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ワーカーのメンタルケアとウェルビーイングを実現するオフィスマネジメント

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昨今、企業の経営方針や組織のあり方について、「well-being(ウェルビーイング)」という概念が取り上げられるようになりました。
「well-being」とは、心身ともに、さらに社会的にも健康な状態を指し、満足した生活を送れる状態とされます。これまで、健康は、「病気ではない状態」、つまりゼロに対するマイナスのようなイメージで捉えられがちでした。しかしWHO(世界保健機構)によれば、健康の定義とは「身体的・精神的・社会的にも満たされた状態」なのです。
ワーカー一人ひとりが心身ともに健康的な状態である「well-being」を目指すことによって、ワーカーのモチベーションアップ、人間関係の改善、帰属意識の向上にもつながり、会社組織としてもプラスに働くとされています。

■なぜwell-beingが注目されるようになったのか

well-beingが注目される背景には、超高齢化社会によって人手不足が深刻な課題となっている現状があります。人材の確保やワーカーの定着を目指しながら、従来以上に生産性の向上、業務の効率化が求められるようになっています。
ワーカー一人ひとりにも、既存業務の生産性を向上して業務を効率化する力、新しいモノゴトを進めていく創造性が必要とされています。
その方法論のひとつとして、well-beingが注目されるようになりました。経済産業省も、ワーカーの健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する「健康経営」の普及を促進しています。
企業理念に基づいてワーカーへの健康投資を行うことによって、心身ともに健康なワーカーが生産性や創造性を向上させ、結果として企業にとっても良い循環を生み出すと考えられています。

■生産性を低下させるメンタルヘルスの問題

中でも、メンタルヘルスの問題は社会的に重要さを増しています。ストレスによる長期欠勤や離職、生産性の低下が大きな課題になっているのです。
下図は厚生労働省の調査によるものですが、ワーカーの半数以上が職場で"強い"ストレスを抱えていることがわかっています。

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2015年に労働安全衛生法が改正され、50名以上の企業では「ストレスチェック制度」が義務づけられるようになり、早い段階でストレスを感知し、社内の人事や環境の適正化、作業効率と満足度のバランス向上を図ることが、オフィスマネジメントを考える上で最重要項目になりつつあります。

■メンタルヘルスケアを効果的にサポートするオフィスマネジメント

厚生労働省の「事業場における労働者の心の健康づくりのための指針」によれば、次のような4つのケアによる総合的な対策などが進み、大企業・中堅企業を中心に改善がみられています。

・セルフケア: 従業員自らが日ごろから責任をもって心身の健康管理を行うこと。メンタルヘルスケアの基礎知識を知り、ストレスと上手につきあうことが重要とされる。
・ラインケア: 管理監督者による部下のメンタルヘルスケア。職場のメンタルヘルス不調者を早期に発見し、適切な対応をすることが重要。日頃から従業員とコミュニケーションをとり、安心して相談してもらえる関係を構築していくことが求められる。
・事業場内産業保健スタッフ等によるケア: 保健スタッフや産業医など、企業内に常駐する専門スタッフによるケア。具体的には現場と連携しながら、カウンセリングや定期健診、健康管理に関する情報提供、外部機関への紹介など、専門的な立場からケアを行う。
・事業場外資源によるケア: 企業の外部機関(病気の治療を実際に担当する地域の専門医や、メンタルヘルス対策支援を専門に行う事業者)と連携して実施するケア。客観的な視点でサポートできる。

オフィスにおいて、この4つのケアを効果的にサポートする事例をいくつか紹介します。

●遮音性のある個室
Privateroom.jpgラインケアや産業保健スタッフ等によるケアでカウンセリングを行う際は、遮音性の高い個室で実施します。プライバシーに配慮しながらも、一部にガラス等を使用し圧迫感のない設えとする例が理想的です。

●個室の位置・動線計画の配慮
Collum_mentalhealth_3_2.jpgカウンセリングを行う際、個室の位置は、多くの人が通るような通路沿いは避け、動線も他の人となるべく交差しない様な配慮が必要です。隣り合う個室は、サーバー室や倉庫等、常時人がいない環境の方が、誰かに聞かれているといった心配が軽減されます。

●カウンセリング時の位置関係
Collum_mentalhealth_4_3.jpg個室での座る位置関係にも配慮が必要です。相手が話しをしやすい環境をつくることが重要です。

●照明の効果
light.jpgセルフケアを高める効果として、集中力を高める蛍光灯の昼白色だけでなく、あたたかみのある電球色をオフィスに取り入れることで、目的に合わせて光環境を変えることが可能です。セルフケアの一環である、リフレッシュ効果やストレス緩和の効果が望めます。

●香りの効果
アロマには集中力を高めたり、気分をリフレッシュしたり、落ち着かせたりできるものがあり、セルフケアをサポートできるでしょう。
例えば、「ペパーミント」の香りは集中力のアップ、ミスの軽減など、「ローズマリー」には疲れやストレスのリフレッシュ、「マンダリン」には深いリラックス感を与えてくれる効果があると言われています。
空気を浄化したり、心身をすっきりさせたり、不安を解消してくれる効果もあると言われていますので、ちょっと一息つきたいときには効果的です。

■well-beingの取り組みが企業を成長させる

ワーカーにとって、自分の働くオフィスがメンタルヘルスに配慮しているかどうかは、重要度を増しています。

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現代は、働く一人ひとりの健康がその企業の価値に直結する時代に突入しつつあります。ワーカーが心身ともに健康になれば、「健康に投資する企業=社員満足度が高い」という企業ブランディングや企業価値を高めることにもつながるとも言えます。企業として一貫した取り組みが従業員の定着率向上への期待も大きくなるでしょう。well-beingの取り組みは、企業の成長戦略として必要不可欠なものとなっていくのではないでしょうか。

■関連記事

心身のリフレッシュには、カフェスペースの活用も有効です。
例えば、仕事がはかどらない状況や自席での作業に疲労を感じた際に、カフェスペースという選択肢があれば、気分も新たに集中作業に臨むことができるかも知れません。
カフェスペースには、コミュニケーションを促したり、情報を共有したりといった多様なメリットがあります。詳しくは以下記事を参考にしてください。

カフェスペースがコミュニケーションを促し、イノベーションを生み出す
https://workplace.okamura.co.jp/fity-o/column/034668.htm


■オカムラの家具で実現する「メンタルヘルスケア」

オカムラでは、働き方やオフィス環境が多様化する中で使う人の個性を尊重し、心に響く家具を生み出しています。

照明システム「THE Office Lighting System(ジ・オフィスライティングシステム)」

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光の照度と色温度をプログラムで制御し、季節や時間による光の移り変わりを再現した照明システムです。昼白色から電球色へと変化するやわらかな光がワーカーのストレスを軽減します。

※「THE Office Lighting System」、「次・オフィスライティングシステム」は(株)石井幹子デザイン事務所の登録商標です。


〇パーティションシステム「PRECEDE(プリシード)」

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高い遮音性と安全性を備えたPRECEDE(プリシード)。写真はMGPパネルという不透過・透過を電源のON・OFFで、瞬時に切り替えることが可能な特殊ガラスパネルを用いています。不透過状態にすることでプライバシーを保護し、カウンセリング用個室の間仕切として活用いただけます。


■働き方を改革するためのヒントはこちら

働き方改革を進めるためのヒントになる資料をご用意しております。
ぜひダウンロードして、ご活用ください。


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オカムラでは、オフィス移転・リニューアルのあらゆる工程をトータルサポートします。
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この記事は2020年4月 6日に投稿されたものです
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