オフィスデザイン - 執務エリア -
フリーアドレス
フリーアドレスの目的
- オフィス面積の削減
- コミュニケーションの活性化
- ワーカーや管理職の意識改革
- ペーパーレスなど環境に優しい働き方
以前のフリーアドレスは、外出の多い営業部門で席数を人数分用意しないなど、省スペース化に特化した考えでした。しかし現在は、社員のコミュニケーション活性化や、ワーカーに自立心を促したりペーパーレス化を促進したりと、フリーアドレス導入の目的も多様化してきています。
フリーアドレスはあくまでも目的達成のための手段です。フリーアドレスを目的化してしまうと失敗する可能性が高まります。まず導入の目的を明確化することが大切です。
フリーアドレスの導入状況
日経ニューオフィス賞受賞オフィス対象調査でも2割を超えるオフィスがフリーアドレスを導入してます。
また、その半数が全面フリーアドレスを採用指しています。
また、最近の働き方改革の流れからフリーアドレスが更に注目されています。
ただし、フリーアドレスは目的化するものではなく、あくまでも手段の一つという事を肝に銘じておかないと、いざ導入しても運用が上手く行かないということになりかねません。
フリーアドレスのタイプ
フリーアドレスは"オールフリーアドレス"と"グループアドレス"に分類できます。
個人作業が多いのか、チームでの作業が多いのかによってフリーにするエリアを設定する必要があります。
働き方に合わないエリア設定は、ワーカーにとって働きにくく、かえってモチベーションや生産性の低下につながります。メリット/デメリットを参考に慎重に検討する必要があります。
オールフリーアドレス
- メリット
- 他部署間のコミュニケーションが活発化
- 席を選択するときの自由度が高い
- スペース効率がよい
- デメリット
- どこに誰がいるのかわかりづらい
- 部署内のコミュニケーションが取りづらい
- 席が固定化しやすい
グループアドレス
- メリット
- 人を見つけやすい
- グループ間のコミュニケーションが活発化
- 席が固定化しにくい
- デメリット
- オールフリーアドレスに比べると席の選択性が低い
- 他部署とのコミュニケーションはあまり無い
フリーアドレスを成功に導く3つのポイント
フリーアドレスを成功に導くには全社員に目的と運用ルールを浸透させることが効果的です。
ルールは企業、職場、風土によって全く異なります。正解はありません。
ルールで雁字搦めにするのではなく最低限の運用ルールと目的の共有を行うことで各個人の参加意識を高め、改善し続ける事が一番重要と考えます。
全社員への目的の浸透
自席がない働き方を導入するにあたり、不安に思う方も少なからずいらっしゃいます。フリーアドレス導入の目的を共有し、浸透させることが必要です。


運用ルールの作成
導入する際にしっかりとルール付けをし、共有・習慣化させることでフリーアドレスを形骸化することを防ぎます。委員会を立ち上げるなど社員参加型にすることで、目的への意識改革にもなります。


ツールの活用
社員がより働きやすくなるツールが必要となってきます。また、明確化し、共有した目的や運用ルールをサポートする形でもツールを検討していきます。


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