
仙台卸商センター 様
協同組合仙台卸商センター様は、2015年7月に創立50周年を迎え、その先の50年に向けて "新たな卸売業を生み出す創造的なプラットホームであり続ける"という理念に基づいた"新生卸町"を目指し、 「卸町コミュニティプラザ」を竣工しました。"ほるせ"の愛称で親しまれる施設の構築は、仙台市との協同プロジェクトで進められ、災害公営住宅(3~9階)、交流スペースやテナントスペース(1~2階)を持つ「地域に開かれたコミュニティコア」として2016年3月に始動しました。
1~2階の空間は、様々な人々が共有で利用するラウンジ(リビングラウンジ、ビジネスラウンジ、カルチャーラウンジ)を通して、卸町プラザ(ホール)と事務局や集会所が繋がりを持つ構成です。ラウンジで各空間が重なり合うことで、利用者(卸商団地の組合員、事務局、入居者)間の活発な交流が可能になっています。
プロジェクトの詳細
所在地: 宮城県仙台市若林区卸町3-1-2
対象面積: 3,210㎡(延床面積: 9,718㎡、地上9階)
オフィス対象人員: 22名
インテリア竣工: 2016年 3月
デザイン担当:阿部仁史アトリエ(建築デザイン:基本設計、実施設計及び監理監修、家具デザイン:監修)、東北大学・本江正茂 氏(オフィス家具コーディネート)、オカムラ・三浦 隆丈(造作家具デザイン)
ファサード
地区整備計画ガイドラインにより、壁面後退ラインや高さ制限などを反映し、広い交差点に開かれている建物形状。
卸町プラザ(ホール)
様々な交流を促し、自由に展示・イベントスペースに使える吹き抜け空間。
リビングラウンジ
催事時の控え室や軽食会場など、賃貸利用が可能な空間。
事務局
ユニバーサルレイアウト。ビジネスラウンジ側に開かれ、来訪者に素早く対応できるオフィス計画。
ビジネスラウンジ
事務局と一体となったオフィス空間。
ビジネスラウンジ
可変・可動する家具を配置し、誰でも自由に使えるコワーキングスペース。
ビジネスラウンジ
コミュニティを誘発する装置として機能する、窓側のハイカウンター。
カルチャーラウンジ
私書箱機能に加え、通りかかる人にポスターを見せる掲示板として機能する壁面収納。
会議室
組合・組合員等の各種ニーズに対応した会議室。
特別会議室
組合理事会・委員会が使用する会議室。