Case Number 190301
化粧品製造業

株式会社マンダム 様

日本橋オフィス

 マンダム様は、多層階からフラットな1フロアへの集約移転を計画され、「コミュニケーションの活性化」、「ホスピタリティの充実」、「"らしさ" の追及」の3つをテーマにオフィスを構築しました。
 執務エリアは、グループアドレスを取入れ、かつグリッドごとにタテヨコにレイアウトすることで、人的な隣接関係が固定化されにくい工夫を行い、コミュニケーションの活性化を促しています。また、窓辺は、幾つかのバリエーション幅を持たせたコミュニケーションセッティングを用意することで、会議体に合わせて選択できるようにホスピタリティの充実を図っています。そして、エントランスエリアは、国内トップシェアの男性化粧品を軸に、女性化粧品からヘルスケア製品を手掛ける総合化粧品メーカーとしての"らしさ"を表現するために、清潔感のあるホワイトを基調にしつつ、CIカラーのグリーンをアクセントに、配色と素材感を工夫しています。
 働く場としての機能性と化粧品メーカーとして魅せる場のメリハリを工夫することで、"らしさ"を表現しつつ、コミュニケーションの活性化とホスピタリティの充実を図ったオフィスとなっています。

プロジェクトの詳細

所在地: 東京都中央区日本橋2-11-2 太陽生命日本橋ビル23F
オフィス対象面積: 約1,210㎡
オフィス対象人員: 約150名
インテリア竣工: 2018年10月
デザイン担当: オカムラ・塩谷拓也/後藤健志

デザイナー

塩谷 拓也

 要件を伺った当初は、マンダム様のユニークなプロモーション戦略を意識しながら、どうやったら、空間の中で“らしさ”を表現すべきか、悩みながら進めていました。
 しかし、プロジェクトメンバーと打合せを重ねていくうちに、表現すべき“らしさ”が、ユニークなプロモーション戦略に代表されるようなエンドユーザー向けの“らしさ”だけではないことに気づきました。このオフィスを訪れる取引先の方々といった「ユーザーに向けた“らしさ”の重要性」を意識して内装計画のブラッシュアップを推めたことで、今回のプロジェクトで求められている“らしさ”の答えを築くことができたと思います。
 今回のプロジェクトはひとえに、真摯に向き合っていただけたマンダム様のプロジェクトメンバーみなさま、粘り強く全体を統括していただいたPM担当者のおかげです。クライアントと設計サイド、工事サイド共に一体となったチームのような状態で取り組むことができた、このプロジェクトはとても楽しかったです。