Case Number 191101
工業計器・プロセス制御メーカー

横河電機株式会社 事業開発センター 様

アムニモ株式会社 様

 横河電機株式会社/アムニモ株式会社様は、SECIモデルをオフィス内に取り込み実践されているオフィスです。いろんなアイデアが"Hatch=孵化"し、オフィスの中に様々なセレンディピティが起こるような仕掛けあふれる心地よい空間を目指しました。
 執務エリアは、明るい吹き抜けの階段を中心に、
 「共同化=Socialization」
 「表出化=Externalization」
 「連結化=Combination」
 「内面化=Internalization」
という4つのプロセスを体感できる場としています。
 耐久性の観点から、通常のオフィスには採用されにくい、様々な種類の木の素材を活かした仕上げの大型テーブルを配置し、その日に触れる素材さえも出会いやひらめきにつながるよう願いが込められています。
 あふれだすアイデアをどんどん書き込むことができるよう、書くことのできる壁や天板を随所に設置しました。
 働く場はこうあるべきという概念でオフィスが構築されるのではなく、場を選ぶのはもちろんのこと、その場で目的の姿にカスタマイズし、日々変化し、進化する働き方に取り組まれています。

プロジェクトの詳細

所在地:東京都武蔵野市中町2-9-32
オフィス対象面積:900㎡
オフィス対象人員:120名
インテリア竣工:2019年7月
デザイン担当:オカムラ・川﨑

デザイナー

川﨑 梢

 アムニモ様の理想の働き方を実現するために、幾度となく打合せを重ねました。空間の考え方、素材の活かし方、ストーリー性、そこに座った人の気持ちよさ、視線の行先など、熟慮した項目は多岐にわたります。
 その積み重ねがこだわりのオフィスとして具現化されています。新しいオフィスを作って終わりなのではなく、オフィスの中でコミュニケーションが増えるよう、様々なイベントも企画開催されています。
 固定席だったこれまでの働き方から、その日の仕事や気分によって場を選んで働くという新しい働き方に変わることにより、社員の効率が上がったのはもちろん、プロジェクトで一番重要視された、“働く方々のコミュニケーションが活性化し、笑顔が増えた”とのご感想をいただきましこと、大変光栄です。
 今後も社員の方々に長く愛されるとともに、沢山の新しい事業がこの場で開発されていかれることを心より願っております。